来年予定のWBC 2023年に延期の方針 新型コロナ感染拡大で

来年予定のWBC 2023年に延期の方針 新型コロナ感染拡大で
来年3月に開催予定の野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックについて、大会主催者の1つである大リーグ機構が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2023年に延期する方針を決めたことがわかりました。今後、世界野球ソフトボール連盟などの承認を得て正式に延期が決まる見通しです。
WBCは野球の世界一を決める大会として2006年から始まり、来年は5回目の大会がアメリカ、日本、それに台湾で開催される予定でした。

来年の大会では出場枠が16チームから20チームに拡大され、前回大会に参加した日本を含む16チームはすでに出場が決まり、残りの4チームは予選を行って決めることになっていました。

大リーグ機構の関係者によりますと、新型コロナウイルスの影響で3月に予定されていた予選が延期されていることや感染が広がっている状況を受けて、大リーグ機構が来年の大会開催を断念し、2023年に延期する方針を決めたということです。

この方針は今後、大会の主催に関係する大リーグ選手会とWBSC=世界野球ソフトボール連盟の承認を得て、正式に決定する見通しです。

日本はWBCで第1回大会から2連覇し、次の大会には3回目の優勝がかかっています。

ただWBCが来年行われた場合には日本が金メダルを目指す東京オリンピックと同じ年の開催になり、プロ野球の日程に影響が出ることや選手の負担が大きくなることが懸念されていました。