ニュージーランド 経済活動ほぼ再開へ 国内全域で移動可能に

ニュージーランド 経済活動ほぼ再開へ 国内全域で移動可能に
先月、外出制限などが緩和されたニュージーランドでは、引き続き、新型コロナウイルスの感染が抑制できているとして、政府は、13日夜からさらに制限を緩和すると発表しました。商店の営業や国内全域での移動などが可能になり、経済活動がほぼ再開することになります。
ニュージーランドでは、先月27日に、4段階のウイルスの警戒水準のうち上から2つめの「レベル3」に引き下げられ、建設工事など、一部の企業活動が再開されています。

その後も、新たな感染者が1日に数人にとどまるなど感染が抑制できているとして、ニュージーランド政府は、今月13日夜に警戒水準を「レベル2」に下げて制限をさらに緩和すると発表しました。

具体的には、カフェやレストランでの飲食、それに商店や映画館などの営業が認められるほか、国内全域を移動することや10人以内の個人的な集まりを開くことが可能になります。

また18日には学校が全面的に再開するほか、21日にはバーも人が密集しないように措置がとられれば営業が認められます。

アーダーン首相は会見で「経済のほぼすべてが再開されるが、リスクはあるため、油断はしないでほしい」と述べ、再び感染が拡大しないよう、人と人の距離を保ち、慎重に行動するよう呼びかけました。