東京都 新たに15人感染確認 9日連続で100人下回る 新型コロナ

東京都 新たに15人感染確認 9日連続で100人下回る 新型コロナ
東京都は11日、都内で新たに15人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したほか、保健所からの報告漏れやこれまで重複して計上していたミスが見つかり、感染者数が76人増えることになったと発表しました。これにより、都内の感染者数の累計は4959人となりました。
東京都は11日、都内で新たに20代から100歳以上までの男女合わせて15人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内の1日の感染者が20人を下回るのは3月30日以来で、先月7日に緊急事態宣言が出されて以降、初めてです。

感染者は11日までの9日連続で100人を下回り、6日連続で40人を下回りました。都によりますと15人のうち4人は今のところ感染経路がわかっていないということです。

一方、都は、都内の新型コロナウイルスの感染者数について、保健所からの報告漏れやこれまで重複して計上していたミスが見つかったとして、76人増えることになったと発表しました。これにより、都内の感染者数の累計は4959人となりました。

また都は、これまでに感染が確認されていた70代から90代までの男女9人が死亡したことを明らかにしました。これで都内で死亡した感染者は合わせて189人となりました。

小池知事「気を緩めず 引き続き協力を」

11日、東京都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人が15人と、3月30日以来、20人を下回ったことについて、小池知事は記者団に対し「非常に低く抑えられたのは、都民の皆さんや多くの方の協力のおかげだ」と述べました。

そのうえで、「しかし、海外の例を見ても国内の例を見ても、第2波がいつ起こるか分からず、そもそも第1波が収まったかどうかも確実ではない。気を緩めることなく、皆さんの協力を引き続きお願いしたい」と呼びかけました。

一方、保健所から111人分の陽性者の報告漏れがあったことについて、小池知事は、「現場の数字が確実に取れていないところがあるので、感染者の数字が落ち着いてきつつある中、改めて確認していきたい」と述べました。