都内のポーカー賭博店を摘発 「盛況だった」経営者供述

都内のポーカー賭博店を摘発 「盛況だった」経営者供述
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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため緊急事態宣言が出されるなか、都内のポーカー賭博店が摘発されました。逮捕された経営者は「先月以降、客が増えて盛況だった」と供述しているということです。
逮捕されたのは東京 千代田区のビルで賭博店を経営していた菅野孝幸容疑者(37)です。今月8日、違法なポーカー賭博店を開いていた疑いが持たれています。

店は去年9月に開店し、週末の夜間だけ開かれていましたが、緊急事態宣言が出され、パチンコ店などに休業要請が行われた先月上旬以降、店を訪れる客があとを絶たず摘発されるまで毎日、開店していたということです。

調べに対して菅野容疑者は容疑を認め、「先月以降、客が増えて盛況だった」と供述しているということです。

また、店を訪れていた客は「夜なら人目につかず外出できる。自粛に飽きてポーカーをやりに来た」などと話しているということです。

ポーカー台を2台置いた狭い店内に1日平均20人が訪れていましたが、換気や消毒はほとんど行われていませんでした。

捜査員は摘発に入る際、ゴーグルや手袋を着用して現場に踏み込み、その後の取り調べでも、防護服を着用したということです。

捜査関係者は「いつクラスターが発生してもおかしくない環境で捜査員にも感染のおそれがあった。緊急事態宣言が出される中、何を考えているのか」と話しています。