陸上 国際大会に代わり 選手がオンラインでトーク 新型コロナ

陸上 国際大会に代わり 選手がオンラインでトーク 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、10日に東京で予定されていた陸上の国際大会が延期になったことを受けて、大会を楽しみにしていたファンに向けて、トップ選手たちがインターネットでトークイベントを行いました。
このイベントは、本来ならば10日に東京の国立競技場で行われるはずだった、国内で開かれる最もレベルの高い国際大会「ゴールデングランプリ」を楽しみにしていたファンに向けて、日本陸上競技連盟が企画しました。

男女のトップ選手10人が3組に分かれて、自宅などそれぞれ別々の場所から参加し、その様子がインターネットでライブ配信されました。

このうち、自宅での時間の過ごし方について、女子100mハードルの木村文子選手は、ほかの選手とオンラインでつないで時間を共有しながら基礎トレーニングを行っていると話し、筑波大学で研究を行っている男子走り高跳びの戸邉直人選手は、競技に関わる論文を読んでいることを明かしました。

配信の中ではファンからの質問も受け付けられ、男子短距離の選手たちへの「100mと200mのどちらが好きか」という質問に、白石黄良々選手は「100m」、飯塚翔太選手は「両方」と答えた一方で、小池祐貴選手は「好きなのは100だが、得意なのは200」と答えていました。

イベントの最後には、飯塚選手が選手を代表して「医療関係の人たちが最前線で奮闘していることに、心から感謝しています。ウイルスが収束したときに少しでも楽しんでもらえるように準備していきます」とメッセージを寄せていました。