8日の全国人出 特定警戒都道府県で減少率50%前後の地域も

8日の全国人出 特定警戒都道府県で減少率50%前後の地域も
8日の全国の人出は、連休明けとなった前の日に続き、「特定警戒都道府県」の対象地域でも感染拡大前からの減少率が50%前後にとどまる地域が見られました。
NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報を基に、プライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。

それによりますと、8日午後3時時点の人出は、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比べた減少率が、東京・新宿駅周辺で64.6%、大阪・梅田周辺で69.9%と、70%を下回りました。

ほかの「特定警戒都道府県」では、
▽京都駅周辺が64.8%、
▽横浜駅周辺が61.3%、
▽金沢駅周辺が61%、
▽名古屋駅周辺が59.6%、
▽大宮駅周辺が55.7%、
▽札幌駅周辺は54.3%、
▽福岡・天神周辺は52.3%、
▽千葉駅周辺は51.3%、
▽兵庫県の三ノ宮駅周辺は49.4%、
▽水戸駅周辺が39%、
▽岐阜駅周辺が37.7%と、
多くの地域で連休明けとなった前の日に続き減少率が50%前後にとどまりました。

また特定警戒都道府県以外の地域では
▽広島市中区紙屋町周辺が40.4%、
▽仙台駅周辺で39.8%減少するなど、
各地で減少率が50%を下回りました。

政府は、特定警戒都道府県を中心に人との接触機会の削減を徹底できなければ、減少傾向にある新規の感染者数が再び増加に転じかねないとして、引き続き、外出自粛などに取り組むよう呼びかけています。