米 ペンス副大統領の側近 新型コロナウイルス検査で陽性

米 ペンス副大統領の側近 新型コロナウイルス検査で陽性
アメリカのトランプ政権で、ペンス副大統領の側近が新型コロナウイルスの検査で、陽性と判定されました。ホワイトハウスで、職員が陽性と判定されるのは2日連続となり、政権の中枢に感染が広がる懸念が強まっています。
トランプ大統領は8日、ホワイトハウスで記者団に対し、ペンス副大統領を担当するケイティ―・ミラー報道官が、新型コロナウイルスの検査の結果、陽性と判定されたことを明らかにしました。

トランプ政権は感染の拡大を防止するため、マスクの着用などを国民に勧めていますが、大統領本人やペンス副大統領は、医療施設やマスク工場などを視察した際にもマスクを着けず、トランプ大統領は定期的に検査を受けていることを理由に、感染の防止対策はできていると主張しています。
しかし、専門家からは「検査を受けることと、感染を防ぐ対策をとることは別だ」などの指摘が出ています。

トランプ大統領やペンス副大統領などは、新型コロナウイルスの検査を毎日受けていますが、ホワイトハウスでは前日の7日にも別の職員が陽性と判定されていて、政権の中枢に感染が広がる懸念が強まっています。