韓国 制限緩和後 ナイトクラブで12人が新型コロナに集団感染

韓国 制限緩和後 ナイトクラブで12人が新型コロナに集団感染
韓国政府は、ソウルのナイトクラブを訪れた12人が新型コロナウイルスに集団感染したと発表しました。ナイトクラブなど遊興施設の営業については制限を緩和したばかりで、韓国政府は引き続き対策を徹底するよう呼びかけています。
韓国政府は、ナイトクラブなど遊興施設には営業の中断を求めていましたが、新たに確認される新型コロナウイルスの感染者が減少傾向になったため先月20日から制限を緩和し、営業する場合は店内の換気や消毒など対策を徹底するよう求めていました。

こうした中、韓国の保健福祉省は8日、連休期間にあたる今月2日未明にソウル市内の繁華街、イテウォン(梨泰院)にあるナイトクラブを訪れた12人が集団感染したと発表しました。

保健福祉省によりますと、6日感染が確認された20代の男性について、連休中の行動を確認したところ、ナイトクラブを訪れていたことが判明したということで、保健福祉省はこの男性から12人に感染したとみています。

また、この20代の男性は、ナイトクラブでマスクをつけておらず、この日、店には1500人余りの客が訪れたということで、韓国メディアは感染者がさらに増えるおそれがあると伝えています。

韓国政府は、感染拡大を防ぐために設けていた制限を徐々に緩和していますが、国民の「緩み」も指摘されていて、引き続き対策を徹底するよう呼びかけています。