休業中なのに水道100トン!? 大量無断使用か

休業中なのに水道100トン!? 大量無断使用か
新型コロナウイルスの影響で営業自粛が続く中、茨城県内の休業中のカラオケ店では、店の外に設置された水道から100トン以上もの大量の水が無断で使用されていた疑いのあることがわかりました。水道局でも休業中の店舗では注意するよう呼びかけています。
「自粛休業しています。水道が半年分約100tの水が無断使用されていました。お店の中は警備会社と契約していますが水が盗まれるとは思いませんでした」

4月22日、茨城県内にあるカラオケ店の経営者が投稿して注目されたツイートです。

経営者によると、新型コロナウイルスの感染防止のため3月29日から5月末まで休業している最中の出来事でした。
畑の中にあるような大通りにも面していない店で、経営者は1週間に1度、花壇に水やりするために店に行っていました。4月21日、いつものように店を訪れポストに入っていた水道の検針票を見たところ、2か月分の使用量が166立方メートルと記載されていて驚きました。通常の4倍もの使用量だったからです。

休業前に使った量を差し引いても、100立方メートル以上、つまり100トンを超える大量の水が使用されていたことになります。
ポストには、使用量が多くなっていることに注意を促す水道局の文書も入っていて、店内の水回りに故障はなく漏水も認められませんでした。

考えられるのは店の外に設置された蛇口から水が無断で使用されたこと。

でも100トンもの水を何のためにどうやって運んだかなど、今もわからないということです。

経営者は「全国で店が自粛せざるをえない中、同じような被害にあってしまう人がいるのではないかと思い、不慣れながらツイッターに載せました」と話しています。

また、経営者が地元の水道局と協議した結果、水道が無断で使用された疑いがあるということで、今回に限って水道料金は減額されたということです。

水道局でも「休業中の店では注意してほしい」と呼びかけています。