母の日の花 店頭販売減少 ネット業者へ出荷増 群馬 コロナ影響

母の日の花 店頭販売減少 ネット業者へ出荷増 群馬 コロナ影響
群馬県明和町では母の日に向けてカーネーションの出荷が行われ、新型コロナウイルスの影響で店頭での販売が減少する中、インターネット販売を行う業者への出荷を増やしています。
花の栽培が盛んな明和町では、母の日に合わせてカーネーションの出荷が行われていて、峯崎宏之さんのハウスでも鉢植えをトラックに積み込む作業に追われていました。

地元のJAによりますと、ことしは新型コロナウイルスの影響でデパートの特設コーナーなど店頭での販売が減り、注文のおよそ2割がキャンセルされたということです。

このため、JAは、インターネット販売を行う大手の業者への売り込みに力を入れ、例年に近い量の出荷にこぎ着けたということです。

花の生産者の峯崎宏之さんは「新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、花は心を和ませてくれると思うので自宅などに置いてもらいたいです」と話していました。

JA邑楽館林の堀越拓弥さんは「外出できない人たちがインターネットを通じて注文してくれたおかげでなんとか出荷できました。明和町のカーネーションの信用と信頼を崩さないように農家の支援を続けていきたい」と話していました。