新型コロナウイルスの感染拡大による休校の長期化を受け、自民党の女性議員グループは安倍総理大臣に「９月入学」への変更を前向きに検討するよう要望しました。

議員グループの共同代表を務める自民党の稲田幹事長代行は、総理大臣官邸を訪れ安倍総理大臣と面会しました。そして感染拡大による休校の長期化を受けて、国際標準に合わせるべきだとして「９月入学」への変更を前向きに検討するよう要望しました。また現金の給付などを迅速に行うため、マイナンバーカードの活用促進を提案しました。

これに対し安倍総理大臣は「党内でさらに議論してほしい」などと述べたということです。

このあと稲田氏は、記者団に「私個人としては来年９月の入学変更開始を念頭に話をした。混乱するという意見もあるが変革の１つの象徴になると考えており、党内で議論を進めていきたい」と述べました。