新型コロナ感染防止策取り段階的に学校再開を 萩生田文科相

新型コロナ感染防止策取り段階的に学校再開を 萩生田文科相
新型コロナウイルスの感染拡大で休校が長期化していることについて、萩生田文部科学大臣は記者会見で、学習の機会を確保するため、感染防止策を取ったうえで段階的に学校を再開してもらいたいという考えを示しました。
この中で萩生田文部科学大臣は「休校が続く場合、オンラインの教材などを活用した適切な家庭学習を課すとともに、電話やメールなどで教師が学習状況を把握するなどのきめ細かい対応を行うよう依頼している。引き続き、自治体と緊密に連携して、学習の機会を保障するため全力で支援をしていきたい」と述べました。

そのうえで「休校の長期化で子どもや親も大きなストレスを感じているし、学びへの不安も持っていると思う。リスク管理をしっかりしながら、少しずつ学校再開に努力してもらうことが望ましい」と述べ、段階的に学校を再開してもらいたいという考えを示しました。

一方、7日、東京・江戸川区で中学生がワゴン車にはねられ死亡するなど休校中の子どもの事故が発生していることについて「慣れている登下校とは異なる交通状況なので、学校や家庭でも外出時には気をつけるよう指導してもらいたい。文部科学省としても、引き続き警察庁などと連携し児童・生徒の交通安全の確保に取り組んでいきたい」と述べました。