NY地下鉄 24時間運行中止 未明に車内と駅を消毒 新型コロナ

NY地下鉄 24時間運行中止 未明に車内と駅を消毒 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者数がアメリカでもっとも多い東部ニューヨーク州では、感染して亡くなった人が2万人を超えました。感染のリスクが指摘されているニューヨーク市の地下鉄では24時間運行を取りやめ、今後は毎日、未明の時間帯に車内と駅の消毒をすることになりました。
アメリカのニューヨーク州では、7日の時点で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が2万人を超え、州は感染のピークは過ぎたとしていますが、感染者をいかに減らすかが課題になっています。

このうち、世界有数の規模を持つニューヨーク市の地下鉄では、ウイルスに感染して死亡する職員が後を絶たず感染のリスクが指摘されているため、6日、24時間運行を取りやめ、午前1時から午前5時までの間にすべての車両と駅構内の消毒作業に乗り出しました。

車内の消毒は、これまで3日に1度行っていましたが、6日からは700人のスタッフを動員して毎日実施するということです。

併せて、ニューヨーク市は深夜に地下鉄の車内やホームで寝泊まりしている路上生活者、いわゆるホームレスの人たちの感染対策として、ホームなどにいた人たちを避難所や病院に誘導したということです。

このほか、市は750万枚のマスクを用意して、人が集まりやすい公園などで市民にマスクを配布していて、これ以上感染が広がらないよう力を入れています。