米で看護週間 大坂なおみ選手など “医療従事者へ感謝”の動画

米で看護週間 大坂なおみ選手など “医療従事者へ感謝”の動画
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、アメリカでは看護週間に合わせてテニスの大坂なおみ選手など、トップアスリートたちがインターネット上に医療従事者への感謝の気持ちを表す動画を公開する取り組みが行われています。
「リアル・ヒーローズ」と名付けられたこの取り組みでは、今月6日から12日までの看護週間に合わせて、トップアスリートたちがインターネット上に公開した動画を通じて医師や看護師などに感謝の気持ちを伝えています。

おととしのテニスの全米オープン、女子シングルスで優勝した大坂なおみ選手も参加し、女性医師の名前のシールをつけたウエアをかかげながら「彼女は最前線にいて、新型コロナウイルスに感染した患者が子どもを産むのを助けている。彼女をはじめとした医療従事者に感謝しています。あなたたちは、私たちに欠かせません」とメッセージを送っています。

このほか大リーグのブルワーズに所属する日系3世で、ナショナルリーグのMVPを獲得しているクリスチャン・イェリッチ選手が、みずからのユニフォームに男性医師の名前を書いたシールを貼り付けて「あなたは命を救っている。子どもたちや、その家族のために仕事をしている本当のヒーローだ」とたたえているほか、アメリカンフットボールやサッカー女子など、さまざまな競技の選手たちが動画を公開しています。

一方、大リーグのレッドソックスが本拠地にしているボストンのフェンウェイパークでは、外野の芝生が看護師という文字とハート型に刈り取られていて、象徴的な光景として話題になっています。

外野の芝生にはチームのロゴもあしらわれていますが、感染防止の対策で一定の距離をとることを促すために、本来は2枚のソックスの一部が重なっているロゴが、完全に離れた状態で表されています。