トランプ大統領「中国はひどい間違いを」コロナ発生源めぐり

トランプ大統領「中国はひどい間違いを」コロナ発生源めぐり
アメリカのトランプ大統領は、みずからが主張する、新型コロナウイルスが中国湖北省の武漢にある研究所から広がった可能性について、「中国がひどい間違いをおかしたか、能力がなかったのかもしれない」と述べ、改めて中国を批判しました。
新型コロナウイルスの発生源をめぐりトランプ大統領は、中国湖北省の武漢にある研究所から広がった可能性があるという認識を示し、これに対し中国は証拠がないと反論し、非難の応酬が続いています。

これについてトランプ大統領は、7日、ホワイトハウスで記者団に対し「中国はヨーロッパのせいにしようとしたが、ウイルスは中国からヨーロッパに行き、世界各国に広がった。発生源で止めることができたはずだ」と述べました。

そのうえで「何かが起きた。中国がひどい間違いをおかしたか、能力がなかったのかもしれない。誰かが愚かだった」と述べ、改めて中国を批判しました。

一方、トランプ大統領はロシアのプーチン大統領と7日に電話会談を行い、ロシアに人工呼吸器の提供などの支援を行う考えを伝えたことを明らかにし、両国が新型コロナウイルスへの対策で連携することを確認したとしています。

また、ホワイトハウスによりますと、トランプ大統領は、ロシアだけでなく中国も含めて効果的な軍縮に取り組む考えをプーチン大統領に伝えたということです。

ただ、これまで中国はアメリカが主張する軍縮の新たな枠組みへの参加を拒否していて、先行きは不透明なままです。