NY州 売り先なくなった牛乳や果物買い取り生活厳しい住民に

NY州 売り先なくなった牛乳や果物買い取り生活厳しい住民に
新型コロナウイルスの感染者がアメリカで最も多い東部ニューヨーク州は、飲食店が休業したり学校が休校になったりした影響で売り先がなくなった牛乳や果物を、農家から買い取り、食べ物に困っている住民に配る計画を明らかにしました。
これはニューヨーク州のクオモ知事が7日の記者会見で明らかにしたものです。

それによりますと、飲食店が休業したり学校が休校になったりした影響で売り先がなくなった牛乳1060万リットル、ヨーグルト820万個、りんご430万キロ分を州内の2100戸以上の農家から買い取り、50か所にあるフードバンクを通じて、食べ物に困っている住民、2万世帯以上に配る計画だということです。

また、収入が減ったりなくなったりして家賃を払えなくなった人が住宅から退去するのを6月まで猶予する措置を、8月20日まで延長することを決め、ニューヨーク州では、感染拡大の影響で厳しい生活を強いられている住民の負担軽減につながるとしています。