米 高級デパート「ニーマン・マーカス」経営破綻 新型コロナ

米 高級デパート「ニーマン・マーカス」経営破綻 新型コロナ
アメリカの大手高級デパート「ニーマン・マーカス」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業を余儀なくされる中、資金繰りに行き詰まり、7日、裁判所に対し、日本の民事再生法にあたる連邦破産法の適用を申請し、経営破綻しました。
ニーマン・マーカスは7日、南部テキサス州の裁判所に対し、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用を申請し、経営破綻しました。

創業から100年以上のニーマン・マーカスは、全米で40店舗あまりを展開し、ハワイにある店舗は日本からの観光客にもよく知られています。

またニューヨークにある同じグループの高級デパート「バーグドルフ・グッドマン」は、すぐ近くの「サックス・フィフス・アべニュー」と並んで、5番街を象徴するデパートです。

年間の売り上げは日本円で5000億円ほどで、このところ売り上げが伸び悩んでいましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で休業を余儀なくされ、資金繰りに行き詰まったものとみられます。

ニューヨークなどにある主要な店舗は今月末まで休業しますが、会社側は、新たな資金を得たうえで営業再開を目指すとしています。

アメリカでは、今月4日には大手衣料品販売の「J.CREW」も経営破綻し、実店舗を持つ小売業は深刻な影響を受けています。