ひき逃げされ男児死亡 コロナ影響で休校中に 東京 江戸川

ひき逃げされ男児死亡 コロナ影響で休校中に 東京 江戸川
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7日、東京 江戸川区の交差点で12歳くらいの男の子が車にはねられて死亡し、そのまま車は逃走しました。新型コロナウイルスの影響で区内の学校は休校中で、警視庁は車を運転していたという人物を見つけ、ひき逃げなどの疑いで事情を聴いています。
7日正午ごろ、東京 江戸川区北小岩の交差点で12歳くらいの男の子が道路を渡ろうとしたところ、ワゴン車にはねられました。車はそのまま逃走しました。

現場近くには男の子の自転車が倒れていて、警視庁によりますと、男の子は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。

新型コロナウイルスの影響で江戸川区内の小中学校は休校中で、男の子の身元の確認を進めています。

警視庁はひき逃げ事件として捜査を進めていたところ、千葉県松戸市で車を運転していたという人物を見つけ、事情を聴くなど捜査を進めています。
近くに住む70代男性は「男の子がうつぶせで倒れていました。結構、はねられて飛ばされたようで5メートルくらい離れたところに自転車が倒れていました。本当に不運というか気の毒だと思いました」と話していました。

また、別の70代男性は「ドンという鈍い音が聞こえ家の外に出てみると、警察官がたくさん来ていて男の子が倒れていました。日頃から見守り活動にも参加していますが、学校が休校になっているので、子どもたちには事故に注意するように話していただけに、本当にかわいそうでなりません」と話していました。

181件 休校開始以降 子どもの交通事故

警視庁によりますと、都内の小中学校などが休校となった3月から4月末までに高校生以下の子どもがけがをした交通事故は181件起きていて、事故に注意するよう呼びかけています。