東京都 新たに23人感染確認 5日連続で100人下回る 新型コロナ

東京都 新たに23人感染確認 5日連続で100人下回る 新型コロナ
東京都は7日、都内で新たに23人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで都内の1日の感染者は、5日連続で100人を下回りました。
東京都は7日、都内で新たに20代から100歳以上までの男女合わせて23人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内の1日の感染者は今月3日以降、5日連続で100人を下回りました。

また、30人を下回るのは、先月7日に緊急事態宣言が出されて以降では初めてです。

23人のうち15人は、今のところ感染経路がわかっていないということです。

残る8人はこれまでに感染した人の濃厚接触者だということです。

これで都内で感染が確認された人は、合わせて4771人になりました。

また、都は、これまでに感染が確認された5人が死亡したことを明らかにしました。

都によりますと、5人のうち、90代の女性と80代の男性は、患者や医師など少なくとも90人を超える集団感染があった中野区の中野江古田病院の入院患者だということです。

この2人を除いた3人の中には、自宅で亡くなった人がいるということですが、都は、遺族の同意が得られなかったとして、性別や年代、亡くなった状況などは明らかにできないとしています。

これで、これまでに都内で死亡した感染者は合わせて160人となりました。

小池知事「慎重に見極めたい」

東京都が発表した1日の感染者数が7日は23人だったことについて、小池知事は記者団に対し、「皆様方の協力の成果の1つだと思う。一方で、今の数字はいわゆる『ステイホーム週間』前のころの成果であり、大型連休もあったので、そのままの数字で受け止めることがいいのかどうか、慎重に見極めたい」と述べました。

そのうえで「皆さんには引き続きの協力をお願いしなければならないことを申し訳なく思う。『ここはもうちょっと頑張って乗り越えていきましょう』と呼びかけたい」と述べました。

都の担当者は「緊急事態宣言が出て以降、最も少ない数字ではあるが、ゴールデンウィーク中という特殊な期間の検査状況であり、現時点で減少傾向にあるとは明確に言い切れない。検査の態勢が通常に戻り、ここ数日の結果を注視することで、ある程度、状況がつかめてくるのではないか」と話していました。