“タクシーで料理を配送” サービス開始 千葉 新型コロナ

“タクシーで料理を配送” サービス開始 千葉 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で、ともに売り上げが落ち込んでいる飲食店とタクシー会社の新たなデリバリーサービスが千葉市で始まりました。
『ちばタクデリ』と名付けられたこのサービスは、事前に登録された飲食店が料理の注文を受け、特例的に貨物運送の許可を受けたタクシーが配送するもので、今月から始まりました。

7日は、千葉市中央区のすし店で、すしや海鮮丼がタクシーのトランクに積み込まれ、1キロほど離れた住宅に運ばれると、ドライバーから客に商品が手渡されました。

このサービスを企画した千葉市観光協会によりますと、配送の対象エリアはJR千葉駅から半径およそ3キロの圏内で、1回の配送料金は500円だということです。

サービスに登録している「すし波奈」の早野友宏代表は「先月9日から店での営業はやめていたので、少しでも売り上げの足しになればと思い始めました。緊急事態宣言が延長され、店の家賃もかかり、従業員の生活もあるのでデリバリーを続けたい」と話していました。

サービスを利用した70代の男性は「ずっと家にいて、たまにはお店が作ったものを食べてみたいと思いました。この店は以前からも利用していたので、デリバリーで食べられるのはうれしいです」と話していました。