イラン 感染者4日連続で増加 感染再拡大に警戒 新型コロナ

イラン 感染者4日連続で増加 感染再拡大に警戒 新型コロナ
中東のイランでは、新型コロナウイルスの感染者の減少傾向を受けて、先月中旬から経済活動を段階的に再開させてきましたが、今月に入って新たに確認される感染者が4日連続で増加し、イラン政府は感染が再び拡大することに警戒を強めています。
イランではことし2月下旬以降、新型コロナウイルスの感染が拡大し、保健省によりますと、これまでに10万1650人の感染が確認されたほか、死亡した人は6418人に上っています。

先月に入って新たに確認される感染者が減少傾向に転じたことから、先月中旬から全土で経済活動を段階的に再開させてきました。

しかし、保健省によりますと、新たに確認される感染者が今月3日から4日連続で増加し、6日には1680人と、先月12日以降、最も多くなりました。
これについて、保健省のジャハンプール報道官は経済活動再開後の不要不急の外出や旅行の増加などが理由として考えられると指摘し、感染が再び拡大することに警戒を強めています。

そのうえで「国民には通常の状態に戻ったわけではないとしっかり自覚してほしい。人と人との距離をとり、マスクをするなどの感染予防措置を徹底しなければならない」と述べ、国民に感染対策を怠らないよう呼びかけました。