大型連休最終日 Uターンラッシュなく駅や空港閑散

大型連休最終日 Uターンラッシュなく駅や空港閑散
大型連休は6日が最終日ですが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新幹線や空の便など公共交通機関の利用は一部にとどまり、東京駅や羽田空港などは、例年のUターンラッシュはなく閑散としていました。
JRによりますと6日午後4時までの新幹線の乗車率は、正午すぎに新青森駅を出発した全席指定の東北新幹線の上りで30%となりましたが、各新幹線の多くの列車は、上り下りともに10%以下で、東京発の下りでは、自由席の乗車率が0%の列車もありました。

また、国内線の空の便は全日空が85%、日本航空が60%余りを減便していますが、運航している便でも空席が目立つ状態となっています。

JR東京駅や羽田空港では利用する人の姿はまばらで、例年のUターンラッシュはなく閑散とした大型連休最終日となりました。

一方、日本道路交通情報センターによりますと、高速道路でもこれまでに各地で目立った混雑や渋滞は発生していないということです。

羽田空港では

例年、ふるさとや行楽地で過ごした人たちで混雑する羽田空港第2ターミナルの到着ロビーでは利用客の姿はほとんどなく、到着便を知らせる電光掲示板にはいくつも「欠航」の文字が表示されていました。

ガン治療ため、八丈島から訪れたという70代の男性は、「通常は2か月ごとの通院を1か月延ばしていましたが、医師から要請され、治療のためにしかたなく来ることにしました。連休中はいつも観光客や帰省客でにぎわう島もことしは人がほとんどいなかったです」と話していました。

また、試合が開かれた福岡から戻ってきたという19歳のボートレーサーの女性は、「飛行機の機内では、人と接触しないために離れた席に座るようにしました。無観客レースが続いているのでできるだけ早く感染症が収まってほしいです」と話していました。