東京都医師会 PCR専用車を療養ホテルに導入へ 新型コロナ

東京都医師会 PCR専用車を療養ホテルに導入へ 新型コロナ
新型コロナウイルスに感染し、軽症や症状のない人が療養している都内のホテルで、医療従事者の感染のリスクを減らすためPCR検査を屋外で行う専用の車両が導入されることがわかりました。
導入するのは、都内の2つのホテルで都の依頼をうけてPCR検査を担当している東京都医師会です。

2つのホテルは軽症や症状がないまま入院していた人が病院から移って療養していますが、検査を行うために設けられた部屋が密室となり、検体を採取する医師の感染リスクが高いと指摘されていました。

導入する専用の車両はワンボックスタイプで、屋外に駐車して後部に医師が乗り込み、手袋をつけた手だけを出して車の外にいる患者から検体を採取します。

車内の空気を清潔に保つ設備も備わっていて、東京都医師会は早ければ8日にも運用を始めたいとしています。

東京都医師会は今後、集団感染が起きた施設などに車両を移動させて検査を行い、感染リスクを抑えながら検査態勢を拡充させるために活用したい考えで「どこでもPCR検査ができるようになり、感染を抑え込むために非常に有効な手段になる」と話しています。