５日のニューヨーク株式市場は、経済活動の再開が広がりつつあるとの期待から、ダウ平均株価は値上がりしました。

５日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて133ドル33セント高い、２万3883ドル９セントでした。

全米で経済活動の再開を検討する州が増え、先行きへの期待が膨らんだほか、大手金融グループが「アメリカ経済は４月に底を打った」などという見方を示したことも相場を支えました。

また、低い水準ではあるものの原油価格が上昇したことも投資家の安心につながり、ダウ平均株価は一時400ドル以上値上がりする場面もありました。

市場関係者は「『最悪期は脱しつつある』という前向きな見方の一方、８日には雇用統計という重要な経済指標の発表を控え、慎重に見極めたいという投資家も多く、取り引き終了にかけて値上がり幅が縮小した」と話しています。