英ヴァージン航空 従業員3000人超削減へ コロナ影響長期化で

英ヴァージン航空 従業員3000人超削減へ コロナ影響長期化で
イギリスのヴァージン・アトランティック航空は、新型コロナウイルスによる需要の落ち込みが長期化すると見込まれる中、事業の規模を縮小せざるをえないとして、3000人を超える従業員を減らす計画を明らかにしました。
ヴァージン・アトランティック航空は5日、ウイルスによる危機への対応の一環として、従業員3150人を減らす計画を労働組合と協議していると発表しました。

会社側は、大幅に落ち込んだ航空需要が感染拡大前の水準に回復するまでには、最大3年かかると見込んでいて、事業の規模を縮小せざるをえないと説明しています。

ヨーロッパでは、外出や経済活動の制限の緩和に向けた動きが広がっていますが、旅行や出張などの需要がいつ回復するかは不透明なままです。

こうした中、ブリティッシュ・エアウェイズやスカンジナビア航空、それに格安航空最大手のライアンエアも人員削減の方針を打ち出していて、航空各社は事業の見直しを迫られています。