香港 新型コロナ制限措置緩和 学校は今月27日以降 再開へ

香港 新型コロナ制限措置緩和 学校は今月27日以降 再開へ
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香港政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ことし1月から休校にしていた学校を今月27日以降、段階的に再開させるなど、制限措置の緩和を発表しました。
香港でこれまでに新型コロナウイルスの感染が確認されたのは1041人で、先月20日以降は海外から香港に戻った人を除いて新たな感染者はゼロの状態が続いています。

こうした状況を受けて、林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は5日、制限措置の緩和を発表し、1月下旬から休校となってきた学校は4か月ぶりに、今月27日から段階的に再開することになりました。

また今月8日からは、営業停止となっていたスポーツジムや映画館の再開を認めるほか、公共の場所で禁じられる人が集まる規模も、これまでの5人以上から9人以上とします。

一方で、引き続き感染に警戒する必要があるとしてすべての市民に対し、繰り返し使える布製のマスクを大人には1枚、子どもには2枚それぞれ配布すると明らかにしました。
マスクは香港の研究機関が開発し、フィルターの素材には、付着したウイルスが残る時間が短いとされる銅が使われているということで、今月下旬から発送されるということです。ただ香港では、マスクの品不足は解消し、現在は多くの店で入手できるようになっています。