緊急事態宣言延長 海外メディア 医療崩壊懸念を考慮などと報道

緊急事態宣言延長 海外メディア 医療崩壊懸念を考慮などと報道
日本が緊急事態宣言を延長すると決定したことについて、海外メディアは、医療崩壊に対する懸念を考慮しての判断だ、などと伝えています。
アメリカのメディア、ブルームバーグは、「限られた検査では感染の規模を評価するのは難しく、専門家たちは早期に宣言を解除することの危険性を警告していた」と伝えています。

AFP通信は、「感染者の急増に、日本の医療態勢が追いつかなくなるおそれがある」として、宣言の延長の背景に医療崩壊への懸念があるという見方を伝えました。

ロイター通信は、「日本は世界第3位の経済を止めてしまうリスクを抱えている」として、日本政府としては宣言を延長したものの、早期の解除を模索していると伝えています。

イギリスの有力紙「ガーディアン」は、都心部では人が減っているものの、郊外の商店街や公園などには人が集まっていると指摘し、「人との接触を減らしてほしいという政府の呼びかけを、国民がどれだけ真剣に受け止めているのか、大型連休はその目安になるだろう」と伝えています。