米カリフォルニア州 外出制限措置を一部緩和へ 新型コロナ

米カリフォルニア州 外出制限措置を一部緩和へ 新型コロナ
アメリカ西部のカリフォルニア州は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためにとっている外出制限の措置を、一部緩和することを発表し、経済活動が部分的に再開されることになりました。
これはカリフォルニア州のニューサム知事が4日の記者会見で明らかにしたもので、緩和は5月8日から実施するとしています。

営業再開が認められるのは、書店、生花店、衣料品店、スポーツ用品店などで、商品の受け渡しは店内ではなく店舗の前で行うこととしています。

一方で、テレワークが可能な職場、レストランの店内での営業、ショッピングモールなどは再開の対象にならないとしています。

カリフォルニア州のニューサム知事は、外出制限の措置の緩和については比較的慎重な立場で、「感染者数の増加は収まってきているが、引き続き注視する必要がある。判断はデータと科学に基づく」としています。

ただ、地元のメディアは、今回の判断の背景について、州内でも経済活動の早期再開を求めるデモが起きていることや、一部の地域で外出制限を無視する形で営業を再開した店舗があることなどを伝えています。