“37度5分以上の発熱4日以上”などPCR検査の目安見直しへ

“37度5分以上の発熱4日以上”などPCR検査の目安見直しへ
新型コロナウイルスに感染しているか確認するPCR検査を受ける際の目安について、政府の専門家会議は見直しを進めていることを明らかにしました。目安は現在、37度5分以上の発熱が4日間以上続く場合などとされていますが、厳しすぎるという声が上がっていました。
PCR検査は保健所に設置された「相談センター」などを経て受けることができますが、厚生労働省は現在、受診や相談の目安として37度5分以上の発熱が4日以上続いている場合などとしています。

PCR検査をめぐっては、態勢が不十分で必要な人が受けられないという指摘が相次いでいて、検査体制の拡充が進められていますが、相談の目安が厳しすぎるという声も上がっていました。

政府の専門家会議は4日夜開いた記者会見で、この目安について厚生労働省とともに見直しを進めていることを明らかにしました。
政府の専門家会議の尾身茂副座長は「1日当たりに検査できる件数は増加しているが、さらに増やす必要があり、軽症の人を含めて必要な人には検査を迅速に行っていくべきだ」と話していました。