北海道 新たに31人の感染確認 札幌で最多 新型コロナ

北海道 新たに31人の感染確認 札幌で最多 新型コロナ
北海道では4日、新たに31人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。札幌市での確認は29人と、1日としてはこれまでで最も多くなり、感染の拡大に歯止めがかかっていません。
北海道内で感染が新たに確認されたのは、札幌市で29人、後志地方で1人、オホーツク海側で1人の、あわせて31人です。

札幌市の29人は、1日としてはこれまでで最も多くなりました。これで、8日続けて20人を超えています。

また、新型コロナウイルスに感染した、90代の男性と、札幌市の80代の女性の、2人の死亡が確認されました。道は男性の居住地を明らかにしていません。

札幌市によりますと、感染が確認された29人のうち10人は、札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」の入居者6人と、看護師や施設の職員の4人で、この施設での感染者は61人になりました。

また、北海道がんセンターの50代の女性看護師の感染が確認され、感染者は77人になりました。

このほか、保育園に通う男の子と、同居する10代の小学生の男の子の感染も確認されました。

また、札幌市西区の北海道大野記念病院は、臨床検査技師2人の感染が確認されたと発表しました。病院は、濃厚接触をした疑いのある入院患者や職員のPCR検査を行うとともに、職員については自宅に待機させ健康状態を観察しているということです。

道によりますと、後志地方で確認されたのは70代の男性です。

オホーツク海側で確認されたのは、遠軽町の障害者支援施設「向陽園」に入所する60代の男性で、この施設での感染者は8人になりました。

4日、新たに31人の感染が確認されたことで、道内の感染者は延べ879人、治療を終えた人は延べ351人になりました。亡くなった人は43人です。