NY州知事 感染拡大第2波に備え防護服など確保へ 新型コロナ

NY州知事 感染拡大第2波に備え防護服など確保へ 新型コロナ
アメリカで感染の状況が最も深刻な東部ニューヨーク州のクオモ知事は、感染拡大の第2波に備える必要があるとして、ほかの州と協力して日本円でおよそ5000億円を投じて、人工呼吸器や医療用の防護服などを確保する方針を示しました。
ニューヨーク州では感染者がアメリカ全体のおよそ3割となる31万6415人、死亡した人が1万9189人となっていますが、このところ新たな感染者の数は減る傾向が続いていて、クオモ知事は3日の記者会見で、「全体的によい方向に向かっている」と述べました。

一方で1918年から世界的に大流行したいわゆる「スペインかぜ」に言及し、「第2波はより深刻な被害をもたらした」と述べて、感染拡大の第2波への備えを進める必要があるという考えを示しました。

そのうえで、周辺の6つの州と協力して、日本円でおよそ5000億円を投じて人工呼吸器や医療従事者が使う防護服などを確保する方針を示しました。

これらの州はニュージャージー州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネティカット州、ペンシルベニア州、デラウェア州で、経済活動の再開も協議し、連携を強めています。