大相撲夏場所 中止の方針 緊急事態宣言の延長で

大相撲夏場所 中止の方針 緊急事態宣言の延長で
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日本相撲協会は、4日に緊急事態宣言が延長されるのを受けて、今月24日から予定されていた大相撲夏場所を中止する方針です。大相撲の本場所の中止は平成23年春場所以来です。
特別措置法に基づく緊急事態宣言について、政府は、新たな感染者数は減少傾向に転じている一方、医療提供体制は厳しい状況が続いているなどとして、4日、対象地域を全国としたまま、今月末の5月31日まで延長することを決定する方針です。

こうした中、日本相撲協会は、政府の方針を踏まえて改めて協議を進めていましたが、複数の相撲協会の関係者によりますと「緊急事態宣言が延長されるなかで、本場所の開催は困難だ」などとして、夏場所を中止する方針を決めたということです。

大相撲の本場所が中止されれば、一連の八百長問題に揺れた平成23年の春場所以来となります。

相撲協会は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京・両国の国技館で開催が予定されていた夏場所について、先月、当初の予定から2週間延期し今月24日を初日と発表した際、その後の感染状況によっては、中止を含めて柔軟な姿勢で検討を進める方針を示していました。