全国の高校生がウェブ会議 「9月入学」などで意見交換

全国の高校生がウェブ会議 「9月入学」などで意見交換
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新型コロナウイルスの影響が長期化する中、全国の高校生がウェブ会議システムを使ってミーティングを開き、学校の休校の長期化を受けて、入学の時期を9月に変更するよう求める声が出ていることなどについて意見を交換しました。
このミーティングには、東京や岡山それに岐阜などの高校生およそ30人がウェブ会議システムを使って参加しました。

学校が休校となるなど日常生活を送ることができない現況について「ストレスがたまったり孤独を感じたりしている人が多い」とか「学校生活は勉強だけではなく友達との時間を楽しむ場でもあるので、早く終息してほしい」といった切実な声が聞かれました。

そして、こうした現状にどのように向き合うかについて話し合い「外出自粛だからこそ、大学入試の勉強を頑張るなど、自分の未来に対して今できることをする」とか、「自分がやっているダンスや歌の動画を作ってSNSで発信することで、ストレスが解消できたり、仲間がいるという安心感が生まれたりするのではないか」という意見が出ました。

また、休校の長期化を受けて、入学の時期などを9月に変更するよう求める声が出ていることについて「さまざまなことが遅れている中で、急いでどうにかするよりも9月に一斉に始めたほうがいい」とか「海外では9月入学が主流だ」として賛成の意見があった一方で、「あと半年ほどで実現させるのは大変だし、現実的ではない」とか「世界基準に合わせる以外のメリットがあるのか分からない」として、反対の意見も出ました。

高校生は今後も定期的にミーティングを行い、連携してできる取り組みを考えていくということです。