検査陰性の男性 症状から医師が「感染」判断 神戸 新型コロナ

検査陰性の男性 症状から医師が「感染」判断 神戸 新型コロナ
神戸市は、先月、新型コロナウイルスに感染したと発表した20代の男性について、ウイルス検査では陰性だったものの、本人の症状などから感染していると医師が判断していたことを明らかにしました。
神戸市によりますと、市内の20代の男性は先月13日に37度台の発熱があり、22日にPCR検査を、24日に「LAMP法」と呼ばれる検査を受け、いずれも陰性だったということです。

これについて診察した医師は、同居者の感染がすでに確認されていることや、男性に発熱や鼻水の症状があったことから、検査の結果は「偽陰性」の可能性が高いとして、新型コロナウイルスに感染していると判断したということです。

男性はこの診断のあと医療機関に入院し、軽症であるものの発熱などの症状が続いていて、現在も入院して治療を受けているということです。

神戸市は「症状が治まるまで、ほかの感染者と同じように治療を続ける」と説明しています。

神戸市によりますと、検査で陰性だったものの医師が感染していると判断したのは神戸市では初めてだということです。