山梨の実家に帰省の女性 感染確認後 高速バスで東京に戻る

山梨の実家に帰省の女性 感染確認後 高速バスで東京に戻る
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山梨県は2日、新型コロナウイルスへの感染が確認された都内に住む20代の女性が、感染の確認が分かったあと高速バスで県内の実家から東京に戻っていたことが新たに分かったと発表しました。
都内に住む20代の女性は、先月26日に味覚や嗅覚に異常を感じたあと28日まで勤務先に出勤し、29日に新宿発山中湖旭日丘行きの高速バスを利用して県内の実家に帰省しました。

その後、30日に県内にある友人の家でバーベキューをしましたが、勤務先の同僚が新型コロナウイルスに感染していることが分かったことなどから今月1日にPCR検査を受けたということです。

その際、県は女性に、検査結果が出るまで実家に待機するとともに公共交通機関の利用を控えるよう求めていました。

保健所が2日午前9時ごろ、検査結果を伝えるため女性に連絡をした際に、女性は「1日夜の高速バスで都内に戻った」と話していたということですが、2日夜、保健所に「1日の夜に県内で女性を見かけた」という連絡が寄せられたため女性に改めて確認をしたところ、陽性と伝えられたあとの2日午前10時すぎに高速バスで都内に戻ったと話したということです。

女性が事実と異なる説明をしたことについて県は「理由は分からない」としています。

県は女性のさらに詳しい行動歴や濃厚接触者の有無などについて調べるとともに、大型連休中の不要不急の帰省や旅行を自粛し、家族からも帰省などを控えるよう伝えてほしいと改めて呼びかけています。

女性の友人男性1人 感染確認

山梨県は3日、県内に住む20代の男性が新型コロナウイルスに感染したことを確認したと発表しました。男性は2日に感染が確認された東京都に住む20代の女性の友人で、県内で感染が確認されたのは合わせて56人となりました。

県によりますと、男性は濃厚接触者としてPCR検査を受け、感染が確認されました。男性の症状は重くないということです。

県は男性の行動歴や濃厚接触者を調べています。