登山など自粛呼びかけで設置の林道の鍵壊される 東京 奥多摩町

登山など自粛呼びかけで設置の林道の鍵壊される 東京 奥多摩町
東京 奥多摩町が釣りや登山に来るのを控えてもらうため、林道に設置した鎖の鍵が壊され、バリケードが撤去されていたことが分かりました。町は警察に被害届を出す方針で、改めて訪問を控えるよう呼びかけています。
奥多摩町によりますと、町内のキャンプ場や観光施設は休業が続いていますが、東京都の「ステイホーム週間」が始まった先月25日以降もキャンプやバーベキューをする人が訪れ、近くに路上駐車をしているということです。

町民からは苦情や感染拡大を心配する声が寄せられていて、町は1日の夕方から一部の林道を閉鎖する措置をとっています。

しかし、3日も釣りや登山をしに訪れた人の姿が見られ、町の職員が訪問を控えてほしいと声をかけていました。

また、林道にはバリケードを設置して通行できないようにしていましたが、バリケードを固定する鎖につけられたダイヤル式の鍵が壊され、バリケードが撤去されているのが3日朝に見つかったということです。

町は何者かが鍵を壊したものとみて、警察に被害届を出すことにしています。

奥多摩町総務課の大串清文危機管理担当主幹は「鍵が壊されたのは非常に残念です。自然の中に来たい気持ちは分かりますが、感染拡大の防止と自粛にご協力いただきたい」と話しています。