新型コロナで売り上げ落ち込む飲食店 商店街が宅配を支援

新型コロナで売り上げ落ち込む飲食店 商店街が宅配を支援
新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが落ち込む飲食店を、商店街をあげて支援する取り組みが東京・品川区で始まることになりました。
支援を始めるのは東京・品川区の不動前駅通り商店街振興組合です。

商店街の飲食店の中には、売り上げの減少を補うため宅配を検討している店もありますが、新たに費用がかかることを心配して二の足を踏むところも多いということです。

このため組合が宅配を始める飲食店を支援する取り組みを始めることにしました。

人材紹介会社の求人サイトを利用して組合が宅配の人員を確保し、区の助成金を活用しながら3日から飲食店が無料で宅配を始められるようにするということです。

取り組みには26の飲食店などが参加し、弁当などの宅配を行うということです。
参加する飲食店の店長の遠山健二さんは「持ち帰りのみの営業を続けていますが、限界があります。とても助かります」と話しています。

不動前駅通り商店街振興組合の坂貴幸副理事長は「今は商店街のおいしい料理を自宅で味わっていただき、収束後にはまた足を運んでもらいたい」と話しています。