全米各地 経済活動の再開求めデモ 保守系グループ呼びかけ

全米各地 経済活動の再開求めデモ 保守系グループ呼びかけ
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新型コロナウイルスの影響で制限されている経済活動の再開をめぐり、アメリカでは早期再開を求めるデモが各地で行われました。
アメリカのトランプ政権は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、先月30日までの行動指針を発表し、国民に不要不急の外出などを控えるよう求めていました。

この行動指針の期限がすぎ、1日、保守系グループの呼びかけで、経済活動の早期再開を求めるデモが全米33か所で行われました。

このうち首都ワシントンのホワイトハウス前に集まった人たちは24時間かけてデモを行うとしていて、「アメリカ再開」などと書かれた旗を掲げ、「経済活動の制限がいつまで続くのか、国民は不安だ」などと訴えていました。

デモを呼びかけた女性は「健康は重要だが、国民が健康でいられるための経済を維持することはより重要だ」と話していました。

トランプ大統領は経済界の要望などを受けて、全米の各州に対して経済活動の段階的な再開を促しています。

これに対して、再び感染拡大を招きかねないと慎重な意見も根強く、世論調査ではおよそ60%の人が早期の経済活動の再開に懸念を示しています。