10万円給付にプラス1万円 村民に独自給付 熊本 産山村

10万円給付にプラス1万円 村民に独自給付 熊本 産山村
新型コロナウイルスの経済対策を盛り込んだ国の補正予算が成立したことを受けて、熊本県産山村は、村独自に上乗せした1万円を含む11万円の給付をきょうから始めました。
人口約1500人の産山村は、国から一律給付される「特別定額給付金」について、住民にいち早く給付するため、先月28日から申請を受け付けるなど、準備を進めてきました。

30日に国の補正予算が成立したことを受け、村は1日から県内では最初となる給付を行い、村独自で上乗せした1万円を含む1人当たり11万円の振り込みを始めました。

村の金融機関では早速、通帳に記帳して、振り込みを確認する人の姿が見られました。

このうち、60代女性は「年金暮らしで、接客業で働く娘もいるのでとてもありがたいです。生活費として大切に使おうと思います」と話しています。

村によりますと、30日までに申請のあった363世帯923人分については、すでに振り込みを終えたということです。

産山村の市原正文村長は「村民には外出自粛や休業の要望など負担をお願いしているので、少しでも多く、早く届けたいと思った。一丸となって感染防止に努めて参りたい」と話していました。