横浜市の新型コロナ検査 新たに33件も「陽性」と判定ミス

横浜市の新型コロナ検査 新たに33件も「陽性」と判定ミス
新型コロナウイルスの検査をめぐり、横浜市の民間の検査機関が「陰性」だった5人を誤って「陽性」と判定していた問題で、この検査機関がほかにも33件について誤って「陽性」と判定していたことがわかりました。横浜市は担当者が手袋を交換せずに検査を行い、異物が混入した可能性があるとみて調べています。
横浜市では、市内にある民間の検査機関「保健科学研究所」が行った新型コロナウイルスの検査で「陰性」だった5人を、誤って「陽性」と判定していたことが30日に明らかになりました。

これを受けて、市が検査機関の立ち入り検査を行ったところ、ほかにも33件について「陰性」だったのに、誤って「陽性」と判定していたことがわかりました。

33件は東京と神奈川、それに静岡の医療機関から検査を依頼されたもので、先月28日に検査機関の担当者1人が行った検査で、最初の5人分を含めた一連の判定ミスが起きたということです。

市は、担当者が手袋を交換せずに検査を行い、その過程で異物が混入した可能性があるとみて調べています。

横浜市の氏家亮一健康安全部長は「検査態勢は新型コロナウイルス対策の根幹になっているので、関係者の皆さんには改めて気を引き締めての対応をお願いしたい」と話しています。