メーデー集会 全労連も新型コロナで中止 代わりにネット配信

メーデー集会 全労連も新型コロナで中止 代わりにネット配信
全労連は、1日に開催する予定だったメーデーの大規模な集会を、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため中止とし、代わりに動画投稿サイトでメッセージを配信しました。
全労連は、毎年5月1日に各地でメーデーの集会を行っていて、このうち代々木公園で開かれる中央メーデーには例年、約3万人が参加しています。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、1日に開催する予定だった大規模な集会を中止し、代わりに小田川義和議長らが動画投稿サイトでメッセージを配信しました。

この中で小田川議長は「コロナ危機に陥っているいまこそ、労働者の力、団結の力を連帯の大切さを確認し、危機に立ち向かおう」と呼びかけました。

また、医療や介護従事者でつくる労働組合の幹部は「医療用マスクや消毒用のアルコールなどが手に入らず、感染する恐怖と背中合わせの中で、現場はすでに限界を超えている。医療・介護制度そのものを改善すべきだ」と訴えました。

ことしは日本でメーデーが開かれてから100年の節目ですが、連合に続き、全労連も集会を中止する異例のメーデーとなっています。