宅配業者装う麻薬取り引き増 “各国は警戒を” インターポール

宅配業者装う麻薬取り引き増 “各国は警戒を” インターポール
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため自宅で過ごす人が増える中、宅配業者を装った麻薬の取り引きが増えているとして、フランスに本部のあるインターポール=国際刑事警察機構は各国に警戒を呼びかけています。
インターポールによりますと、先月上旬、スペインで宅配業者を装ってコカインやマリファナを運んだとして、地元警察が7人を逮捕したということです。

容疑者らは配達員のような服装で、自転車やバイクで運んでいたということです。

公開された写真には、専門の業者が使う物とよく似た輸送用の入れ物が写っています。

同様の手口はイギリスやマレーシアでも確認されていて、アイルランドでは宅配用のピザの箱の中に8キロのコカインのほか、拳銃2丁が入っていたということです。

インターポールは30日、公式サイトに「自宅待機が続く状況を悪用する犯罪を未然に防ぐ」として、これらの事例を掲載し、各国の警察に警戒を呼びかけています。