大学生が子どもたちにオンラインで家庭教師 新型コロナ影響

大学生が子どもたちにオンラインで家庭教師 新型コロナ影響
新型コロナウイルスの影響で仕事が減り、アルバイト先を探す大学生が増える中、大学生を講師として、子どもたちにオンラインで勉強を教える家庭教師の事業を松山市の会社が新たに始めました。
オンライン家庭教師の事業は、大学生の就職支援などの活動を行う松山市の会社が先月から新たに始めました。

会社に登録した大学生などが講師となり、テレビ電話システムを使って自宅にいる児童や生徒に勉強を教える仕組みで、手持ちのホワイトボードに数学の公式や解き方を書いてパソコン画面越しに見せるなど、遠隔でも理解が深まるよう教え方を工夫しています。

サービスを利用した高校1年の男子生徒は「学校が休みになり、わからなかった問題を質問できてよかったです」と話していました。

会社によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店などの休業が相次ぎ、アルバイト先探しに悩む大学生が増えているということで、講師の大学生は「家から出られない状態の中バイトができてありがたいです」と話していました。

一方、小中学校や高校では臨時休校が続く中、自宅で過ごす子どもたちの学習機会の確保などが課題となっていて、事業を運営するEISの西村友祐代表は「アルバイトがなくなり困っている学生と、学習面で悩む子どもや保護者をマッチングさせていきたい」と話していました。