閣議 初のテレビ会議形式 新型コロナウイルスの感染予防で

閣議 初のテレビ会議形式 新型コロナウイルスの感染予防で
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新型コロナウイルスの感染を防ぐため、1日の閣議は初めてテレビ会議の形式で開かれました。
閣議は通常、総理大臣と閣僚が一堂に会して開かれますが、新型コロナウイルス対策で先月7日に緊急事態宣言が出されて以降は、感染を予防するため、閣議書を回覧して、閣僚の署名を集める「持ち回り」の形式で行われてきました。

1日の閣議は、総理大臣官邸と各省庁の大臣室をオンラインで結び、試験的に初めてテレビ会議の形式で開かれました。

午前9時前、安倍総理大臣と菅官房長官の前に置かれたモニターに閣僚の姿が映し出され、報道機関による撮影が行われました。その後、閣議がおよそ5分間開かれました。

政府は課題などを検証して、今後もテレビ会議形式で行うかどうか検討することにしています。

特に大きな問題はなかった

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で「久しぶりに閣僚が顔を合わせて行う閣議の機会を持ったことはよかった。特に大きな問題はなかったように思うが、閣議としては初めての試みであり、まずは課題を精査していくことにしたい」と述べました。