ドイツ 新たな緩和措置 動物園や礼拝も再開へ 新型コロナ

ドイツ 新たな緩和措置 動物園や礼拝も再開へ 新型コロナ
ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスの新たな感染者数の増加ペースがゆるやかになっているとして、先月の一部店舗の営業再開に続いて新たな緩和措置を打ち出し、動物園や宗教施設での礼拝の再開を認める方針を明らかにしました。
ドイツでは新型コロナウイルスによって死亡した人の数は30日の時点で6518人に上っていますが、新たな感染者数の増加ペースがゆるやかになっているため、先月から一部店舗の営業が再開しています。

メルケル首相は30日、新たな緩和措置を打ち出し、閉鎖が続いていた動物園や遊具がある公園の再開、それに宗教施設での礼拝を認める方針を明らかにしました。

ただ、メルケル首相は大幅な制限の緩和には慎重な姿勢を崩しておらず、これまでの緩和措置が感染状況にどのような影響を与えているか見極める必要があるとしています。

このため、学校や保育園の再開などさらなる緩和措置については今月6日に改めて、各州の首相らと協議して検討したいとしています。

メルケル首相は記者会見で「もとの困難な状態に逆戻りするのではなく、一歩ずつ前に進む必要がある。大きな責任を感じている」と述べて、段階的に緩和を進めていく方針に理解を求めました。