レオパレス21 年末までに改修工事完了間に合わず

レオパレス21 年末までに改修工事完了間に合わず
レオパレス21は、アパートなどの施工で明らかな不備が見つかった物件について、ことしの年末までに改修工事を終えるとしていましたが、作業が遅れ間に合わないとして計画を見直すことになりました。
レオパレス21は天井裏に延焼を防ぎ、音を遮るための壁が設置されていないなど明らかな不備が確認された1万3600棟余りについて、改修工事をことし12月末までに終えるとしていました。

しかし、もともと作業が遅れていたことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で工事の中断が続き、先月末の時点で工事が完了したのは990棟と、全体の1割にも達していません。

このため、予定どおり改修を終えることはできないと判断し、計画を見直すことにしたもので、完了時期は見通しが立ちしだい公表するとしています。

これに関連して、もともと実現が不可能だと認識しながら楽観的な計画を公表した疑いがあると一部で報じられたことについて、会社は「実現不可能と認識しながら公表したものではなく、国土交通省の意向への配慮や圧力により計画を変更した事実はない」としています。

またレオパレスは、財務体質を改善するため、名古屋とグアムにあるホテルなどを売却する方針を明らかにしました。