早くも10万円給付開始 役場職員が高齢者宅訪問 青森 西目屋村

早くも10万円給付開始 役場職員が高齢者宅訪問 青森 西目屋村
k10012413061_202004302150_202004302151.mp4
新型コロナウイルスの経済対策を盛り込んだ国の補正予算が成立したことを受けて、青森県西目屋村では、早速、職員が1人暮らしの高齢者の自宅を訪問し、現金10万円の給付を始めました。
人口が1300人余りと青森県で最も少ない西目屋村は10万円を住民にいち早く給付するため、28日から申請を受け付けるなど準備を進めてきました。

30日夜7時すぎに国の補正予算が成立すると、村役場の玄関前で、関和典村長が職員に、「10万円の給付をお願いします」と呼びかけました。

そして職員たちが振り込み先の口座を持たない1人暮らしの高齢者など、7人の家を手分けして訪問しました。

このうち84歳の女性の家を訪れた職員は「不審な電話や郵便に気をつけて戸締まりを忘れないようにしてください」と注意を呼びかけたうえで、現金10万円が入った封筒を手渡しました。

女性は「10万円をもらってうれしいです。いただいたお金は食料品を買うのに使います」と話していました。

関村長は「生活を維持するために10万円を待っている人がいるので早く給付を行い、一致団結して新型コロナウイルスに立ち向かいたい」と話していました。

西目屋村では1日から、申請を終えた人に振り込みでの給付も行い、6月中に給付を終えたいとしています。