“札幌で感染拡大深刻” 都市封鎖に相当する往来自粛を求める

“札幌で感染拡大深刻” 都市封鎖に相当する往来自粛を求める
北海道の鈴木知事は、札幌市の秋元市長とそろって記者会見し、特に札幌で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だとして、都市封鎖に相当する行動自粛を求めました。そのうえで、この大型連休中は札幌との往来の自粛などを呼びかける緊急メッセージを出しました。
鈴木知事と札幌市の秋元市長は、30日午後、会談したあと、午後6時すぎから道庁でそろって記者会見しました。

この中で鈴木知事は「札幌は日本の中でも大変、厳しい状況だと言える。感染防止の取り組みをいま徹底していかないと、全道に感染拡大のおそれがある。都市封鎖に相当する行動自粛を皆さんにお願いしたい」と述べました。

また、秋元市長は「札幌では1日当たりの感染者が25人以上の日が続いている。感染経路を追えない患者も増えて医療体制も非常にひっ迫してきている。大型連休はさらに感染が拡大していくことを懸念しなければならない」と述べました。

そのうえで両者は、特に札幌で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だとして、さらなる感染拡大を防ぐための北海道の市長会と町村会とも連名の緊急メッセージを出しました。

具体的には、この大型連休中、
▽札幌市民は家にいること、
▽道民は札幌に行かないこと、
▽道内外の人は都道府県間の行き来をしないことを呼びかけています。

さらに、医療従事者に対し感謝を伝えるとともに、引き続き協力を求めるメッセージも出しました。