首相 経済再生相や諮問委員会の尾身会長と会談 新型コロナ

首相 経済再生相や諮問委員会の尾身会長と会談 新型コロナ
安倍総理大臣は30日夕方、総理大臣官邸で新型コロナウイルス対策を担当する西村経済再生担当大臣や、「諮問委員会」の尾身茂会長と会談しました。
政府は、来月6日までとなっている緊急事態宣言について、対象地域を全国としたまま、1か月程度延長する方向で検討を進めていて、会談では1日に開かれる専門家会議で感染者数の推移などの分析が行われるのを前に、今後の対応をめぐって意見を交わしたものとみられます。

会談のあと西村大臣は記者団に対し「尾身先生から専門家の皆さんの検討状況について報告してもらった」と述べました。

西村経済再生相 「一層の取り組み必要の報告あった」

西村経済再生担当大臣は記者会見で、30日夕方、安倍総理大臣と会談した際、同席した「諮問委員会」の尾身会長から、専門家の中では新規感染者数が大幅に伸びておらず、取り組みへの一定の評価がある一方、接触機会の8割削減が実現されておらず、想定よりも減っていないという見方が多いとして、一層の取り組みが必要だと報告してもらったと明らかにしました。

そのうえで今後の対応について「あすの専門家会議で専門家が最新のデータに基づいて分析し、提言を出す予定だ。その提言や議論の状況を安倍総理大臣に報告し、それを受けて政府としてどう判断するかだ」と述べました。