日銀総裁 企業の資金繰り支援の新制度 早急に決定・開始の考え

日銀総裁 企業の資金繰り支援の新制度 早急に決定・開始の考え
日銀の黒田総裁は、企業の資金繰り支援を急ぐ必要があるとして、政府の緊急経済対策として行われる、民間の金融機関による無利子・無担保融資を後押しする新たな制度を臨時の金融政策決定会合を開いて早急に決定し、始めたいという考えを30日の参議院の財政金融委員会で示しました。
日銀は今週月曜日に開いた金融政策決定会合で、政府の緊急経済対策として民間の金融機関が行う無利子・無担保融資を後押しするため、融資を実行した銀行などに日銀が金利0%で資金を出す新たな制度をつくる方針を示しました。

日銀の黒田総裁は、30日の参議院の財政金融委員会で「早急に関係省庁と内容を詰め、6月中旬に予定されている次の金融政策決定会合を待つことなく、臨時の会合でもやって早急に始めたいと思う」と述べました。

新たな制度は金融政策決定会合を開いて決める必要がありますが、黒田総裁は臨時の会合を開いて少しでも早く決定して制度を始め、日銀として企業の資金繰り支援を急ぐ考えを強調しました。